石ヤ塔・第1岩峰・後衛峰(2009年6月21日)
もう、シーズンも終わりなので、またまた無理をして石ヤ塔へ。
今回は何とか1日半時間が取れたので、前日にここ暫くご無沙汰していた赤倉のIさん宅にお邪魔する。日暮れ前に到着。折り良く来ておられたF会の皆さんと宴会をご一緒させて頂き、夜は皆さんと蛍狩りに出掛けたりして楽しい一夜となった(Iさんご夫妻とF会の皆さんお世話になりました。有難う御座います)
この度の目標は、いつも1峰頂上に登る度に気に掛かっていた1峰背後(北西側)の岩峰。独立しているちゃんとした岩峰なのは分かっていたものの、規模が小さく見えて今まで手を付けていなかったが、1峰北面の右フェースを見るのも兼ねて探ってみようと取り付いてみた。
1ルンゼの左股を詰めれば第1岩峰と目標の岩峰のコル辺りに辿り着くのは分かっていたが、それでは1峰北面が探れないし、ガレた急なブッシュを登るのも嫌なので、Dirac seaより取り付き右上することにする。
1P目・・・Dirac sea2P目の左上する折り返し点まで。
2P目・・・ブッシュのコンタクトラインを少し登って右壁に取り付く。抜けた所でビレー。
3P目・・・再度左に回り込むと立派なチムニーが現れるが、泥と苔で取り付き気がしない。右の壁を右から巻いて上部へ。
4P目・・・ブッシュと岩のコンタクトラインを詰めてコルへ。
5P目・・・コルは目標の後衛峰と、第1岩峰の小宴会テラス下辺りより派生した岩稜の末端で形成されたチムニーとなっている。ザイルを引きずりチムニーを潜って反対側に7m程下る。
6P目・・・チムニーを登るのがダイレクトできれいだが、なんとなく疲れていて、容易そうな立ち木横のクラックより取り付く。クラックが切れた所で左に回り込むと双耳峰である後衛峰のコルへ。そこからは頂上までは、両峰共直ぐだった。
結局第1岩峰北面右側には関心をそそるラインを見出せなかったし、クラック自体
も易しく目新しいものも無かったが、長年気掛かりだった岩峰の頂上に立てて個人には満
足。こんな小さな岩峰に初登頂も無いが、どんなに小さくとも、また容易であろうとも、
全くひと気のない所を探り、勘を働かせて辿り着く頂には登山の本来の喜びがある。
今回は今まで以上に調子が悪く、またまた相方に迷惑を掛けて何とか林道まで戻る。き
なりの湯でさっと汗を流し、家路を急いだ。
池野・菅(記)
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